プライマリ クロックとは異なり、生成クロックはマスター クロックのファンアウトに定義して、タイミング エンジンでその挿入遅延が正確に算出されるようにする必要があります。この規則に従っていないと、タイミング解析が不正確になり、スラックの算出が無効となる可能性が高くなります。たとえば次の図では、gen_clk_reg/Q
は次のフリップフロップ (q_reg
) のクロックとして使用され、プライマリ クロック c1
のファンアウト コーンに含まれます。このため、gen_clk_reg/Q
には、create_generated_clock
ではなく、create_clock
を使用する必要があります。
図 1. マスター クロックのファンアウトの生成クロック
create_generated_clock -name GC1 -source [get_pins gen_clk_reg/C] -divide_by 2
[get_pins gen_clk_reg/Q]