ターゲット プロセッサ - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC システム統合および検証設計手法ガイド (UG1388)

Document ID
UG1388
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

アプリケーションのターゲット プロセッサには、 Arm® Cortex®-A72 プロセッサ、Cortex-R5F プロセッサ、PL の MicroBlaze™ プロセッサ、または AI エンジン コア プロセッサを使用できます。プロセッサのタイプによって、デバッガーはいずれかのプロセッサ ターゲットに接続し、シングル ステップ、ブレークポイントの挿入を実行してコードの特定の部分をデバッグできます。ターゲット プロセッサが Cortex-A72 または Cortex-R5F の場合、HSDP または JTAG を使用して Arm CoreSight™ インターフェイスに接続できます。Vitis デバッガーまたはサードパーティ デバッガー (Lauterbach など) は、CoreSight インターフェイスに接続して、シングル ステップ、ブレークポイントの挿入、命令の逆アセンブリ、コア レジスタのステータスなどを実行できます。

AI エンジン プロセッサでは、Vitis デバッガーで AI エンジン デバッグ インターフェイスに接続し、シングル ステップ、ブレークポイントの挿入、およびプログラム/データ メモリの表示を実行できます。Vitis デバッガーは、XSCT インターフェイスを使用してターゲット プロセッサに接続できます。XSCT インターフェイスには、プロセッサの内部レジスタとメモリを読み出すためのデバッグ コマンド一式があります。たとえば、ソフトウェア コードが特定の命令でハングした場合、PC アドレスを読み出して、最後に実行された命令を確認できます。XSCT コマンドの詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: エンベデッド ソフトウェア開発』 (UG1400) のソフトウェア コマンド ライン ツール を参照してください。