合成およびインプリメンテーションが完了したら、デザインをターゲット デバイスで実行するため、デバイス イメージを生成する必要があります。AMD Versal™
デバイス アーキテクチャでは、プログラマブル デバイス イメージ (.pdi) のデバイス イメージが使用されます。デバイス イメージを作成するには、write_device_image
Tcl コマンドを使用するか、AMD Vivado™
IDE で Generate Device Image をクリックします。デバイス イメージを作成する前に、DRC が実行され、初期デザイン段階で生成されたクリティカル警告がエラーとしてレポートされ、デバイス イメージは作成されません。デバイス イメージの作成に関する詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ』 (UG908) を参照してください。
DFX デザインでは、write_device_image
コマンドに -cell
オプションを使用して、リコンフィギャラブル モジュールの名前を引数として指定します。-cell
オプションを使用しない場合、write_device_image
でフル PDI ファイルとパーシャル PDI ファイルが生成されます。パーシャル PDI ファイルが必要ない場合は、-no_partial_pdifile
オプションを使用してフル PDI ファイルのみを生成できます。Versal デバイスでは、パーシャル PDI ファイルに対して、ファイルの圧縮とフレームごとの巡回冗長検査 (CRC) がデフォルトでイネーブルになっています。異なるパーシャル PDI のハードウェアへの配布メカニズムの詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange』 (UG909) を参照してください。
report_timing_summary
コマンドはタイミング スラック情報を提供し、 report_methodology
コマンドはハードウェアの不安定性やエラーにつながるデザインまたは制約の問題を示します。