ターゲット クロック周波数が高いデザインでは、グローバル配置および SLR 分割を容易にするため、主な階層間に十分なパイプラインが必要です。困難なデザインでは、SLR 間をまたぐ点が run によって変わることがあります。SLR Pblock の定義に加え、クロック領域に揃い、SLR 境界沿いに配置された追加の Pblock を作成することにより、SLR 間をまたぐ部分にあるフリップフロップを制約できます。次の例に、SLL タイルを含む Versal xcvp1702 SSI デバイスを示します。SLL タイルは、シアンでハイライトされた SLR 間をまたぐノードおよび次の Pblock を駆動するか、これらで駆動されます。
- 3 つの SLR Pblock: SLR0、SLR1、および SLR2
- 4 つの SLR 間をまたぐ Pblock: SLR0_top_row、SLR1_bottom_row、SLR1_top_row、および SLR2_bottom_row
図 1. SLR 間をまたぐ Pblock の例
重要:
AMD では、SLR 間をまたぐ Pblock には、CLOCKREGION 範囲を使用することをお勧めします。
ヒント: SLR Pblock は、完全な SLR を指定することにより定義できます。たとえば、
resize_pblock
pblock_SLR0 -add SLR0
のように指定します。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン解析およびクロージャ テクニック』 (UG906) のこのセクションを参照してください。
ビデオ: フロアプランを使用してデザイン パフォーマンスの問題に対処する方法は、Vivado Design Suite QuickTake ビデオ: Vivado でのデザイン解析およびフロアプランを参照してください。