デバッグが機能またはパフォーマンスのどちらに関連しているかによって、さまざまなデバッグ ストラテジを使用できます。機能のデバッグでは、アプリケーション タイプ、OS の使用状況、およびアプリケーション/カーネル レベルのデバッグによって、上記の推奨方法を使用できます。パフォーマンスのデバッグでは、アプリケーションが制御パスにある場合、ビルトイン タイマー (TTC または Cortex-A72 プロセッサのグローバル カウンター) を使用した関数プロファイリングを実行して、アクセラレータ コールバックを実行する関数の速度が低下しているかどうかを確認し、ソフトウェアの観点からさらにデバッグを実行できます。
ソフトウェア アプリケーションがデータパスにある場合、関数プロファイリングと同様のプロファイリングを実行して、バッファー割り当てによってアクセラレータ関数の呼び出しを遅らせるオーバーヘッドが発生しているかを確認できます。通常、大きな連続メモリを必要とするアクセラレータは、連続メモリ アロケーターを使用して割り当てられます。連続メモリがほかのアクセラレータで使用されている場合、メモリ割り当てに時間がかかることがあります。このような場合、スタティック割り当てを使用すると有益な場合があります。ハードウェア/ソフトウェアのパフォーマンスの問題に優先順位を付けるその他のデバッグ ストラテジには、特定のタイミング ウィンドウの割り込み数をカウントするものがあります。割り込み数が予測よりも少ない場合は、ハードウェアの観点からさらにデバッグを実行できます。