Vitis IDE での Ext4 rootfs を含むイメージのパッケージ - 2023.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2023-12-13
Version
2023.2 日本語
ext4 rootfsVitis IDE に供給すると、生成される sd_card.img ファイルに次のものが含まれます。
  • PL カーネルの xclbin ファイル
  • ホスト アプリケーション
  • Linux カーネル イメージ
  • デバイス ツリー
  • U-Boot コンフィギュレーション ファイル: boot.scr
  • Ext4 パーティションの ext4 rootfs

Vitis IDE で Ext4 rootfs を含むイメージをパッケージするには、次の手順に従います。

  1. Vitis IDE で File > New > Application Project をクリックし、新規アプリケーション プロジェクトを作成します。
  2. プラットフォーム (例: xilinx_zcu102_base_202120_1) を選択し、Next をクリックします。
  3. アプリケーション プロジェクトの名前を指定します (例: vadd)。
  4. System Project を選択する場合は、Create New をクリックします。
  5. Target processor に Linux ドメインを実行できるプロセッサ (例: psu_cortexa53 SMP) を選択し、Next をクリックします。
  6. Domain ページで xrt を選択し、次のアプリケーション設定を指定します。
    • Sysroot path (例: xilinx-zynqmp-common-v2021.2/sysroots/cortexa72-cortexa53-xilinx-linux)
    • Root FS (例: xilinx-zynqmp-common-v2021.2/rootfs.ext4)
    • Kernel Image (例: xilinx-zynqmp-common-v2021.2/Image)
  7. Next をクリックします。
  8. アプリケーション テンプレートを選択し (例: Vector Addition)、Finish をクリックします。
  9. システム プロジェクトを選択し、Build ボタンをクリックしてプロジェクトをビルドします。
  10. sd_card.img ファイルが Emulation-SWEmulation-HW、または Hardware ディレクトリの package ディレクトリに作成されていることを確認します。
ヒント: アプリケーション プロジェクトを作成した後に sysrootrootfs、または kernel のパスを変更するには、.sprj ファイルをダブルクリックして Options ダイアログ ボックスでパスを変更します。