AMD Vitis™
IDE では、v++
コマンド、および vitis-run
コマンドを使用して、デザインのさまざまなコンポーネントをコンパイルして実行します。このセクションでは、これらのコマンドとそのオプションについて説明します。コンポーネントやアプリケーションのビルド、実行、デバッグの際に使用できるコマンドはほかにもあり、これらについてもこの資料で説明します。
この資料には、次の内容が含まれます。
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v++ コマンド: AI エンジン および HLS コンパイラ モードのコマンドを含むコンパイラ オプション (
--compile
)、デバイス バイナリを作成するリンク オプション (--link
)、ブート ファイルのビルドとシステム用 SD カードの生成のためのパッケージ オプション (--package
)、および--config
コマンドとコンフィギュレーション ファイルについて説明します。 - HLS プラグマ: HLS コンポーネントで使用されるプラグマについ説明します。
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Vitis ツールおよびAMD (XRT) には、
v++
コマンド ラインを構築し、ビルドおよび実行プロセスを管理するため、使用可能な SLR およびメモリ リソースなどのプラットフォーム リソースに関する詳細な情報を提供するさまざまなザイリンクス ランタイム ユーティリティが含まれています。 - xrt.ini ファイルを使用して XRT を開始させて、ホストとカーネル間の処理中にレポート、デバッグ、プロファイリング データを生成します。このファイルは、アプリケーションがエミュレーション ビルドまたはハードウェア ビルド用に実行される際に使用され、ビルド プロセスがコマンド ラインから実行される際に手動で作成する必要があります。