XRT のネイティブ API を使用して C/C++ で記述されたソフトウェア アプリケーションは、GNU コンパイラ コレクション (GCC) に基づく GNU C++ コンパイラ (g++
) を使用してビルドされます。各ソース ファイルはオブジェクト ファイル (.o) にコンパイルされ、ザイリンクス ランタイム (XRT) 共有ライブラリとリンクされて、x86 またはエンベデッド Arm プロセッサで実行される実行ファイルが作成されます。
ネイティブ XRT API を使用するには、ホスト アプリケーションが
xrt_coreutil
ライブラリにリンクしている必要があります。次に例を示します。g++ -g -std=c++17 -I$XILINX_XRT/include -L$XILINX_XRT/lib -lxrt_coreutil -pthread
XRT ネイティブ C++ API を使用してホスト コードをコンパイルするには、-std=c++17
の C++ 標準が必要です。-std=c++17
は 4.9.0 から GCC に導入されているので、4.9.0 より古い GCC バージョンでは、代わりに -std=c++1y
を使用します。