ホストからカーネルのデータフローのイネーブル - 2023.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2023-12-13
Version
2023.2 日本語

カーネルが前のトランザクションからのデータを処理中にさらにデータを受信できる場合、XRT は次のデータ バッチを送信できます。これで、カーネルがアルゴリズムのさまざまな段階で並列で複数のデータ セットを処理するようになるので、パフォーマンスが改善します。ホストからカーネルへのデータフローをサポートするには、カーネルがその関数の戻り値に pragma HLS interface を使用して ap_ctrl_chain プロトコルをインプリメントする必要があります。

void kernel_name( int *inputs,
                  ...         )// Other input or Output ports
{
#pragma HLS INTERFACE  .....   // Other interface pragmas
#pragma HLS INTERFACE ap_ctrl_chain port=return bundle=control
重要: ホストからカーネルへのデータフローの利点を活かすには、『Vitis 高位合成ユーザー ガイド』 (UG1399) の「ループのパイプライン」で説明するようにループ レベルでパイプラインしたり、『Vitis 高位合成ユーザー ガイド』 (UG1399) の「データフロー スタイルのモデリング」で説明するようにタスク レベルでパイプラインしたり、段階的にデータを処理するようにカーネルを記述する必要もあります。