メモリ情報 - 2023.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2023-12-13
Version
2023.2 日本語
次の出力例に示すように、使用可能な DDR および PLRAM メモリ接続が SLR 別にレポートされます。
  Type: ddr4
  Bus SP Tag: DDR
    Segment Index: 0
      Consumption: automatic
      SP Tag:      bank0
      SLR:         SLR0
      Max Masters: 15
    Segment Index: 1
      Consumption: default
      SP Tag:      bank1
      SLR:         SLR1
      Max Masters: 15
    Segment Index: 2
      Consumption: automatic
      SP Tag:      bank2
      SLR:         SLR1
      Max Masters: 15
    Segment Index: 3
      Consumption: automatic
      SP Tag:      bank3
      SLR:         SLR2
      Max Masters: 15
  Bus SP Tag: PLRAM
    Segment Index: 0
      Consumption: explicit
      SLR:         SLR0
      Max Masters: 15
    Segment Index: 1
      Consumption: explicit
      SLR:         SLR1
      Max Masters: 15
    Segment Index: 2
      Consumption: explicit
      SLR:         SLR2
      Max Masters: 15

Bus SP Tag ヘディングは、DDR または PLRAM になり、次のように関連する情報が含まれます。

Segment Index フィールドは、次のように SP Tag と共に使用され、関連するメモリ リソース インデックスを生成します。

Bus SP Tag[Segment Index]

たとえば、Segment Index が 0 の場合、関連する DDR リソース インデックスは DDR[0] になります。

このメモリ インデックスは、v++ コマンドでメモリ リソースを使用する際に次のように使用されます。

v++ … --connectivity.sp vadd.m_axi_gmem:DDR[3]

複数の Segment Index が 1 つの SLR に関連付けられることもあります。たとえば、上記の出力の場合、SLR1 に Segment Index 1 および 2 の両方が含まれます。

Consumption フィールドは、デザインをビルドする際のメモリ リソースの使用方法を示します。

デフォルト
--connectivity.sp 指示子を指定しない場合、デフォルトで v++ ビルド中にこのメモリ リソースが使用されます。たとえば、次のレポート例の場合、Segment Index 1 の付いた DDR がデフォルトで使用されます。
automatic
Consumption: default が完全に適用された状態で最大数のメモリ インターフェイスが使用される場合は、automatic のインターフェイスが使用されます。メモリ リソースごとのインターフェイスの最大数は Max Masters フィールドに表示されます。
explicit
PLRAM の場合、[Consumption] が explicit に設定され、このメモリ リソースが v++ コマンド ラインで明示的に指定された場合にのみ使用されることを示します。