ハードウェア エミュレーション中にコマンド ラインから波形データの収集をイネーブルにしてビューアーで開くには、次の手順に従います。
- コンパイルおよびリンクを実行するときに、
-g
オプションを指定してデバッグ コードの生成をイネーブルにします。v++ -c -g -t hw_emu ...
- ホスト実行ファイルと同じディレクトリに、次の次内容の xrt.ini ファイルを作成します (詳細は xrt.ini ファイル を参照)。
[Emulation] debug_mode=batch
debug_mode=batch
にすると、バッチ モードでシミュレーションを実行して、波形データ (.wdb) をキャプチャできるようになります。xrt.ini で次の設定を使用して、ライブ波形ビューアーを有効にして、インタラクティブ モードでシミュレーションを起動することもできます。[Emulation] debug_mode=gui
ヒント: ライブ波形ビューアーをイネーブルにしている場合は、ハードウェア エミュレーションの実行時にシミュレーション波形が開きます。 - エミュレーション フローを使用したアプリケーションのシミュレーションの手順に従って、アプリケーションのハードウェア エミュレーション ビルドを実行します。ハードウェア トランザクション データは、<hardware_platform>-<device_id>-<xclbin_name>.wdb 波形データベース ファイルに収集されます。これらのレポートの場所については、v++ コマンドの出力ディレクトリ または Vitis Unified IDE の出力ディレクトリ を参照してください。
- [Run Summary] を開いて波形レポートを開くと、Vitis アナライザーの波形ビューが開きます。
vitis_analyzer xrt.run_summary
- TLM トランザクションの波形は、サードパーティ製シミュレータにダンプすることもできます (サポートは Mentor Graphics Questa Advanced Simulator および Cadence Xcelium に限定されます)。
-g
オプションを指定してv++
リンクを実行すると、波形データ ダンプがオンになります (手順 1 で説明)。ダンプされる波形データベースの形式はシミュレータによって異なります (Questa Advanced Simulator の場合は .wlf、Xcelium の場合は .shm)。