AXI4-Stream は、任意の一方向データを転送するために設計されたプロトコルです。AXI4-Stream では、クロック サイクルごとにビット幅 TDATA
が転送されます。プロデューサーが TVALID
信号を送信し、コンシューマーが最初の TDATA
を消費して TREADY
信号を送信して応答すると、転送が開始します。この時点で、プロデューサーは TDATA
および TLAST
(追加のユーザー定義側帯波データが必要な場合は TUSER
) の送信を開始します。TLAST
信号は、ストリームの最後のバイトです。コンシューマーは、TLAST
がアサートされるまで受信された TDATA
を消費します。
図 1.
AXI4-Stream ハンドシェイク
AXI4-Stream には、TKEEP
および TSTRB
ポートを使用した位置データを送信する機能 (TDATA
信号でデータの位置とデータ自体の両方を多重化可能) などのオプションの機能があります。これらのフィールドはストリーム識別子とストリーム デスティネーション識別子におおよそ対応するので、TID
および TDIST
信号を使用すると、ストリームの経路を指定できます。詳細は、
『Vivado Design Suite: AXI リファレンス ガイド』 (UG1037) または
AMBA AXI4-Stream Protocol Specification (ARM IHI 0051A) を参照してください。