AXI4-Stream の動作 - 2023.2 日本語

Vitis 高位合成ユーザー ガイド (UG1399)

Document ID
UG1399
Release Date
2023-12-18
Version
2023.2 日本語

AXI4-Stream は、任意の一方向データを転送するために設計されたプロトコルです。AXI4-Stream では、クロック サイクルごとにビット幅 TDATA が転送されます。プロデューサーが TVALID 信号を送信し、コンシューマーが最初の TDATA を消費して TREADY 信号を送信して応答すると、転送が開始します。この時点で、プロデューサーは TDATA および TLAST (追加のユーザー定義側帯波データが必要な場合は TUSER) の送信を開始します。TLAST 信号は、ストリームの最後のバイトです。コンシューマーは、TLAST がアサートされるまで受信された TDATA を消費します。

図 1. AXI4-Stream ハンドシェイク

AXI4-Stream には、TKEEP および TSTRB ポートを使用した位置データを送信する機能 (TDATA 信号でデータの位置とデータ自体の両方を多重化可能) などのオプションの機能があります。これらのフィールドはストリーム識別子とストリーム デスティネーション識別子におおよそ対応するので、TID および TDIST 信号を使用すると、ストリームの経路を指定できます。詳細は、 『Vivado Design Suite: AXI リファレンス ガイド』 (UG1037) または AMBA AXI4-Stream Protocol Specification (ARM IHI 0051A) を参照してください。