Timeline Trace レポートは、C/RTL 協調シミュレーション後に使用できるようになります。[Timeline Trace] ビューアーは、デザインの関数のランタイム プロファイルを表示します。タイムラインを表示するために Vivado ロジック シミュレータを起動する必要がないので、協調シミュレーション後にデータフロー領域の動作を確認する場合に特に便利です。
図 1. [Timeline Trace] ビューアー
[Timeline Trace] ビューアーは、前の図に示すように、データフロー領域のさまざまな下位関数を使用した複数の反復を表示します。関数の開始と終了が表示され、タイムラインの下に表で協調シミュレーション データが表示されます。C/RTL 協調シミュレーション中にタイムライン トレースを生成するには、コンフィギュレーション ファイルで cosim.trace_level=all
と cosim.enable_dataflow_profiling=true
オプションをイネーブルにするか、Config File Editor からイネーブルします。
前の図に示すように、[Timeline Trace] ビューには、FIFO および PIPO チャネルのストール/スターブ状態も Full および Empty マーカーで表示されます。前の図では、read_data
PIPO が空であるため、グラフ下の表にレポートされるように、68% の確率でストールが発生していることがわかります。
[Dataflow Viewer] ビューの上に表示されるメニュー バーには、次の機能があります。
- Zoom In/Zoom Out/Zoom Fit/Zoom Full コマンド
- Toggle Table コマンドでグラフの下に表を表示または非表示
- Expand All/Collapse All でデザイン階層を展開または非展開
- Previous Marker/Next Marker でタイムライン上のマーカーから次のマーカーへ移動
- Delete All Markers でタイムラインからマーカーを削除
- Legend コマンドで表示設定