Vivado/Vitis フローのデフォルト設定 - 2023.2 日本語

Vitis 高位合成ユーザー ガイド (UG1399)

Document ID
UG1399
Release Date
2023-12-18
Version
2023.2 日本語

ツールのデフォルト設定は、Vivado IP フローと Vitis カーネル フローで異なります。次の表に、2 つのフローのデフォルト設定を示します。

ヒント: ツールには、デフォルト設定以外に、1 つのフローのみをサポートする機能、2 つのフローで設定が異なる機能があります。この資料では、それらの違いを明確に示しています。
表 1. Default Configuration
コンフィギュレーション Vivado Vitis
clock_uncertainty 27% 27%
syn.compile.pipeline_loops 64 64
syn.compile.name_max_length 255 255
vivado.optimization_level 0 0
vivado.phys_opt なし なし
syn.rtl.module_auto_prefix true true
syn.rtl.register_reset_num 0 3
syn.schedule.enable_dsp_full_reg true true
syn.directive.interface IP モード カーネル モード
syn.interface.m_axi_addr64 true true
syn.interface.m_axi_latency 0 64
syn.interface.m_axi_alignment_byte_size 1 64
syn.interface.m_axi_max_widen_bitwidth 0 512
syn.interface.default_slave_interface s_axilite s_axilite
syn.interface.m_axi_offset slave slave

複数 RTL ファイルやVivado IP を単一デザインに統合する Vivado デザインなど、ダウンストリーム プロセスで使用するには、これらのデフォルト設定に加えて、生成された RTL ファイルをパッケージする必要もあります。または、Vitis カーネルをほかの PL カーネルと統合し、AI エンジン グラフ アプリケーションをシステム プロジェクトに統合します。生成される出力は、RTL デザインのパッケージ で説明されるように、package.output.formatpackage.output.syn の設定によって決まります。ここからは、デザインの RTL ファイルからパッケージされたフォーマットを作成できます。デフォルトの出力形式は、Vivado IP の .zip ファイル形式で、IP カタログに追加したり、Vivado IP インテグレーター機能で使用できます。出力形式を XO 形式に指定して、RTL ファイルをカーネルとしてパッケージすると、Vitis 開発フローで使用することもできます。flow_target を選択しても、自動的に出力形式が指定されるわけではありません。これはユーザー自身で指定してください。