write_ini - 2023.2 日本語

Vitis 高位合成ユーザー ガイド (UG1399)

Document ID
UG1399
Release Date
2023-12-18
Version
2023.2 日本語

説明

指定した INI ファイルに現在のプロジェクト設定を書き込みます。これは、プロジェクトの Tcl スクリプトを作成するのではなく、INI ファイルにプロジェクトをエクスポートするために使用できます。INI は、apply_ini コマンドを使用して Vitis HLS ツールに読み込むか、v++ -c --mode hls コマンドと一緒に使用できます。

構文

write_ini <ini_file> [OPTIONS]

<ini_file> には、作成する INI ファイルを指定します。

オプション

-all <true | false>
現在の値が設定されているかどうかに関係なく、すべてのオプションを書き込みます。これにより、デフォルト値であっても記述どおりに INI ファイルにエクスポートされます。
-appfile <string>
現在開いているプロジェクトの代わりに使用するプロジェクト アプリケーション ファイル。現在開いていないプロジェクトの INI ファイルを生成するために使用できます。
-apsfile <string>
現在開いているソリューションの代わりに使用するソリューション APS ファイル、または外部プロジェクトからのものです。
-filepaths <absolute|relative|none>
出力での相対ファイル パスの処理を制御します。デフォルトは none です。
-fileroot <string>
-filepaths relative オプションと併用する場合、ファイル パスを相対パスにするパスを指定します。デフォルトは、ツールを起動したディレクトリからの相対パスです。
-include <string>
含める glob パターンの文字列を指定します。
-package_defaults [=true|false]
さまざまなパッケージのコンフィギュレーション設定のデフォルト値を INI ファイルに書き込みます。
-quiet <true | false>
INI ファイルを書き込むときにすべての警告および情報メッセージが表示されないようにします。エラーは返されます。
-show <true | false>
INI ファイルを書き込むときに詳細なメッセージを表示します。
-solution_only [=true|false]
生成された INI ファイルには、プロジェクト データを含めないでください。
-workdir <string>
生成された INI ファイルで作業ディレクトリを指定します。

これにより、現在のプロジェクトが指定された INI ファイルにエクスポートされ、指定した値またはデフォルト値で、すべてのオプションがエクスポートされます。

write_ini project1.ini -all=true