開始の伝搬 FIFO
コンパイラが自動的に開始 FIFO を作成して、ap_start/ap_ready
ハンドシェイクを内部プロセスに伝搬することがあります。このような FIFO がパフォーマンスのボトルネックになることがあるので、その場合は syn.dataflow.start_fifo_depth
コンフィギュレーション コマンドを使用して、ツールで見積もられたデフォルト サイズを増加できます。
プロデューサーとコンシューマー間に制限のないスラックが必要で、内部プロセスが恒久的に実行され、入力および出力 (FIFO または PIPO) によりすべて安全に駆動される場合は、次のプラグマまたは指示子を使用して、指定したデータフロー領に対してローカルでこれらの開始 FIFO をユーザーの責任において削除できます。
#pragma HLS DATAFLOW disable_start_propagation
スカラー伝搬 FIFO
コンパイラは、C/C++ コードからのスカラーの一部をスカラー FIFO を介して自動的にプロセス間を伝搬します。このような FIFO がパフォーマンスのボトルネックになったり、デッドロックの原因となることがあるので、その場合は
syn.dataflow.scalar_fifo_depth
コンフィギュレーション コマンドを使用してサイズを設定します。ヒント: デフォルトの深さは
syn.dataflow.fifo_depth
を使用して設定されます。