HLS プラグマおよび指示子を使用すると、コードの合成結果を制御できます。
- HLS プラグマ はソース コードに追加し、最適化をイネーブル、または元のソース コードを変更します。コードは合成するたびに指定したプラグマに従ってインプリメントされます。
- HLS 最適化指示子 は、HLS コンポーネントに関連する HLS コンフィギュレーション ファイル コマンドとして指定できます。コンフィギュレーション ファイルは、複数の HLS コンポーネント間で再利用でき、異なるコンポーネント間で同じコード ベースの合成結果をカスタマイズできます。
重要: プラグマまたは指示子がほかのプラグマまたは指示子と競合する場合は、その競合が解決されるまで合成でエラーが返されます。ただし、場合によっては、最初のプラグマまたは指示子が 2 つ目のプラグマまたは指示子よりも優先され、2 つ目のプラグマまたは指示子が無視されます。この情報は、ログ ファイルまたはコンソール ウィンドウでレポートされる必要があります。
プラグマまたは指示子をプロジェクトに追加するには、次の手順に従います。
- Vitis Component Explorer で Sources フォルダーの下にある HLS コンポーネントのソース ファイルを選択して開きます。
- ソース ファイルを開いた状態で、Vitis Unified IDE の右端のツールバー メニューから HLS 指示子コマンド (
) を選択し、次の図に示すように、HLS Directive エディターを開きます。図 1. [HLS Directive] エディター
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HLS Directive エディターは現在のソース コードの階層を表示し、指示子やプラグマをデザインに追加できます。指示子はコンフィギュレーション ファイルに、プラグマはソース ファイルに入力されます。前の図では、コンフィギュレーション ファイルに追加されるエントリは次のようになっています。
OK をクリックすると、コンフィギュレーション ファイル エディターに追加されます。syn.directive.array_partition=dct_2d in_block factor=8 type=cyclic -
HLS Directive エディターから、指示子を追加する関数、ループ、変数を選択し、次の図のように右側の + をクリックして、Add Directive コマンドをクリックします。
指示子の横にある Edit Directive コマンドを選択して、既存の指示子を変更します。