RTSP ストリーミング パイプライン

マルチメディア ユーザー ガイド (UG1449)

Document ID
UG1449
Release Date
2022-04-21
Revision
1.4 日本語

gst-rtsp-server は、RTSP (Real-Time Streaming Protocol) サーバーを構築するための GStreamer の上位ライブラリです。RTSP は、再生/一時停止機能を使用してメディア サーバーを制御するプレゼンテーション層プロトコルで、データの移動にはトランスポート層プロトコルの RTP が使用されます。RTSP は 2 つのエンドポイント間でのオーディオ/ビデオ伝送を制御するためのテクノロジとして信頼性が高く、インターネット上で低レイテンシのストリーミング コンテンツを容易に伝送できます。

オープンソースの rtsp_server_application を構築する方法は、AR76505 を参照してください。

次の手順でデモを実行します。

  1. ターゲット ボードとホスト マシンをループバック接続します。
  2. ターゲット ボードで次のパイプラインを実行します。
    ./rtsp_server_app "v4l2src io-mode=4 device=/dev/video0 ! \
    video/x-raw,format=NV12,width=1920,height=1080,framerate=60/1 ! \
    omxh265enc prefetch-buffer=true gop-length=60 control-rate=2 target-bitrate=10000 \
    filler-data=false ! h265parse ! rtph265pay name=pay0 pt=96" "192.168.2.222" "50000"
  3. ホスト マシンの VLC プレーヤーで、URL rtsp://192.168.2.222:50000/test を開きます。