Vector Register - 2022.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2023-01-13
Version
2022.2 日本語

Vector Register ブロックは、ベクター型の入力をサポートします。

説明

Vector Register ブロックは、1 サンプル周期のレイテンシを持つ D フリップフロップ ベースのレジスタをモデル化します。

ブロックのインターフェイス

このブロックには、データ用の入力ポート 1 つとオプションの入力リセット ポートがあります。初期の出力ポート値は、[Block Parameters] ダイアログ ボックスで指定します。入力のデータは、1 サンプル周期後に出力に現れます。リセットすると、[Block Parameters] ダイアログ ボックスで指定された初期値になります。

Vector Register ブロックは、オプションのリセット ポートがあることと、ユーザーが初期値を指定できることが、ザイリンクス Delay ブロックと異なります。

ブロック パラメーター

Simulink® モデルでブロックのアイコンをダブルクリックすると、Block Parameters ダイアログ ボックスが開きます。

Basic タブ

Basic タブには、次のパラメーターがあります。

Initial value
レジスタの初期値を指定します。
Optional Ports
  • 同期リセット ポートを使用します。
  • イネーブル ポートを使用します。
Super Sample Rate (SSR)
各サンプル周期における複数のデータ サンプルの処理を制御します。このブロックは、プライマリ ブロックの演算用に 1-D ベクターのサポートをイネーブルにします。

このブロックで使用されるその他のパラメーターについては、[Block Parameters] ダイアログ ボックスの共通オプション を参照してください。

ザイリンクス LogiCORE

Vector Register ブロックは、合成可能な VHDL モジュールとしてインプリメントされます。ザイリンクス LogiCORE™ は使用されません。