制約を追加または変更するためにグラフ コードを編集したり、カーネル設定パラメーター (ウィンドウ サイズ、ウィンドウ マージンなど) を編集してグラフ コードを調べたり、再コンパイルしたりする場合があります。このため、Vitis Model Composer では、次のコマンドを使用して makefile を生成できます。
make all
このコマンドを実行すると、デフォルト aiecompiler
ターゲットを使用して AI エンジン グラフがコンパイルされ、aiesimulator
を使用してシミュレーションが実行されます。また、シミュレーションで作成された出力ファイルが理想的なゴールデン出力と比較されます。さらに、Hub ブロックで選択されたオプションに基づいて Vitis アナライザーが起動します。
これには、<MODEL_COMPOSER_INSTALLATION_DIRECTORY>/Model_Composer/<VERSION> から source コマンドで settings64.csh
または settings64.sh
を読み込む必要があります。
Create
testbench オプションをオフにしてコードを生成すると、makefile の aiesimulator
設定は次のようになります。
aiesimulator のデフォルト設定
################################################################################
# aiesimulator settings
################################################################################
AIE_SIM := aiesimulator
AIE_SIM_TIMEOUT := 50000
AIE_OUTPUT_DIR := $(DATA_DIR)/aiesimulator_output
AIESIM_FLAGS := --profile
LAUNCH_VITIS_ANALYZER :=
タイムアウト値はデフォルトの 50000
で、LAUNCH_VITIS_ANALYZER
が TRUE
に設定されていないことを確認します。Vitis アナライザーをイネーブルにして異なるタイムアウト値でシミュレーションを実行するには、makefile を次のように手動で変更する必要があります。
変更した設定
AIE_SIM_TIMEOUT := <Value>
LAUNCH_VITIS_ANALYZER := true
Create testbench オプションをオンにし、シミュレータ オプションをイネーブルにしてコードを生成すると、Vitis Model Composer Hub ブロックでの Simulation Timeout および Collect trace data for Vitis Analyzer の変更が自動的に makefile に反映されます。