xmcVitisWrite - 2023.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語
既存の配列を入力し、AIEsimulator と x86simulator で読み込むことができるファイルを作成します。入力配列には、任意のデータ型を使用できます。
  • 複素データ型は自動的に検出されるため、データ型 (例: int16) のみを指定する必要があります。
  • PLIO の幅も入力として使用でき、その場合はデータ型を使用してファイルの列数が計算されます。PLIO の幅がデータ型のサイズよりも小さい場合は、エラーが返されます。

構文

xmcVitisWrite(fileName,arrayIn,dataType,widthPLIO)

説明:

  • fileName: 出力ファイルの名前を指定します。
  • arrayIn: 入力配列を指定します。
  • dataType: データ型を指定します。
  • widthPLIO: PLIO 幅を指定します。32、64、または 128 を指定する必要があります。

次の表に、PLIO の幅に基づいて、データ型と出力ファイルの列の最大数を示します。

表 1. データ型
データ型 データ サイズ (ビット) 列の最大数
int8 8 16
int16 16 8
int32 32 4
int64 64 2
uint8 8 16
uint16 16 8
uint32 32 4
uint64 64 2
cint16 32 4
cint32 64 2
float 32 4
cfloat 64 2

A を cfloat 型の複素数の配列とし、PLIO の幅を 128 に設定します。
A = [
                   3.142 + 1.463i,
                   6.288 + 3.079i,
                   3.333 + 1.493i,
                   3.781 + 8.781i,
                   3.142 + 1.463i]
注記: データは、行ベクターか列ベクターのいずれかになります。
関数呼び出しは次のとおりです。
xmcVitisWrite("Output.txt",A,'cfloat',128);

ファイルは、関数呼び出しで指定された作業ディレクトリに Output.txt として保存されます。ファイルの内容は次のとおりです。

"3.142 1.463
              6.288 3.079
              3.333 1.493
              3.781 8.781
              3.142 1.463"

列数は、データ型のサイズと PLIO の幅から自動的に計算されます。複素数はファイルの中で 2 列に分けられ、実数部と虚数部の順に示されます。複素数の値を持つファイルは最低 2 列、実数の値を持つファイルは最低 1 列あります。