インポートしたブロックのデバッグ - 2023.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

Vitis Model Composer には、デザイン全体を Simulink® でシミュレーション中に、xmcImportFunction コマンドでブロックとしてインポートした C/C++ コードをデバッグする機能があります。この場合、xmcImportFunctionSettings コマンドを使用してデバッグ ツールを設定します。

この機能を使用すると、デバッグ情報を含めて C/C++ 関数を構築し、Simulink に読み込んでシミュレーションできます。読み込んだら、特定のインポート ブロックの C/C++ コードにステップインして、関数をデバッグします。デバッグ環境では、C/C++ コードにブレーク ポイントを設定してステップスルーし、中間結果を確認してシミュレーションで関数を検証します。Simulink のシミュレーション中に C/C++ コードをデバッグすると、自然なフローになります。Simulink で必要な入力スティミュラスを設定し、コードをステップスルーしてその効果を確認します。

Model Composer のデバッグ フローの手順は次のとおりです。

  1. xmcImportFunctionSettings コマンドを使用してデバッグ ツールを指定します。
  2. デバッグ ツールを起動します。
  3. インポートした関数にブレークポイントを追加します。
  4. MATLAB® プロセスに接続します。
  5. Simulink シミュレーションを開始します。
  6. シミュレーション中にインポートした関数をデバッグします。