折り返しまたは飽和のどちらのオプションを選択している場合でも、オーバーフローがいつ発生するのかを知っておくことが重要です。ツールバー メニューの Model
Configuration Parameters コマンド () をクリックするか
Ctrl-E
キーを押すと、これらの各オーバーフロー状態を Simulink でどのように処理するかを指定できます。[Configuration Parameters] ダイアログ ボックスの Diagnostics → Data
Validity タブで Wrap on Overflow および Saturate on Overflow フィールドの値を指定します。これらのフィールドで指定可能な設定は、次のいずれかです。- なし
- Simulink でオーバーフローを処理またはレポートするための特別な操作は実行されません。
- warning
- Diagnostic Viewer にメッセージが表示されます。同じブロックに対する次の警告は無視され、シミュレーションは続行されます。
- error
- Diagnostic Viewer にエラー メッセージが表示され、シミュレーションが停止します。
ヒント: このダイアログ ボックスに関するヘルプ情報は、Simulink 資料の「モデル コンフィギュレーション パラメーター: データ有効性の診断」を参照してください。