この例では、複素乗算器の作成方法を示します。xlcpxmult 関数を定義する xlcpxmult.m ファイルの内容は、次のとおりです。
function [xr, xi] = xlcpxmult(ar, ai, br, bi)
xr = ar * br - ai * bi;
xi = ar * bi + ai * br;
次の図に、サブシステムを示します。
図 1. 複素乗算器サブシステム
MCode ブロックの後に、2 つの Delay ブロックが追加されています。Delay ブロックのパラメーター ダイアログ ボックスの [Implementation] タブで Implement using behavioral HDL をオンにすると、ダウンストリームのロジック合成ツールで適切な最適化を実行してパフォーマンスを向上できます。