AMD Versal™ アダプティブ SoC にはデバッグ アーキテクチャが含まれるため、機能強化されたシステム デバッグが可能です。このデバッグ アーキテクチャは、ラボ、データセンター、エッジ コンピューティングなど、あらゆる環境で機能するように設計されています。デバッグの詳細は、 『Versal アダプティブ SoC システム統合および検証設計手法ガイド』 (UG1388) のこのセクションを参照してください。
Versal アダプティブ SoC のデバッグ アーキテクチャには、デバッグ アーキテクチャのパケット処理エンジンである集中型 DPC (Debug Packet Controller) が含まれています。DPC で処理されるパケットは、DTP (Debug and Trace Packet) と呼ばれます。DPC でこれらのパケットがデコードされると、コマンド、デスティネーション、および潜在的な高レベルのフロー制御や管理タスクが決定します。DPC は、ホストから送信された DTP を処理し、パケットに埋め込まれたコマンドを実行して、ホストに返す応答を生成します。DPC の詳細は、 『Versal アダプティブ SoC テクニカル リファレンス マニュアル』 (AM011) のこのセクションを参照してください。
注記: デバイスを安全に起動する場合、デフォルトで JTAG は無効になります。詳細は、
『Versal アダプティブ SoC セキュリティ マニュアル』 (UG1508) を参照してください。この資料は、デザイン セキュリティ ラウンジで提供しており、ダウンロードには NDA への合意が必要になります。