NoC には、システム内の各種トラフィック ソースに対してスループットを割り当てる仕組みがあります。読み出しおよび書き込みトラフィックに対して、さまざまなサービス品質 (QoS) オプションを利用できます。スループットが想定より低い場合 (通常その原因は DRAM の効率にある)、DRAM アドレス マップを調整して、DRAM インターフェイスをトラフィックの種類に合わせて最適化できます。トラフィック クラスに応じて、アプリケーションの要件を満たすように各トラフィック パスに対する NoC の QoS 値を調整できます。たとえば、特定の帯域幅を必要とするビデオ アプリケーションはアイソクロナス トラフィックとして設定し、その他の NoC トラフィック マスターはベスト エフォート トラフィックに設定できます。詳細は、 『Versal Adaptive SoC Programmable Network on Chip and Integrated Memory Controller LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG313) の このセクション を参照してください。また、GitHub リポジトリにある 「Vivado Design Tutorials: Versal Network on Chip/DDR Memory Controller Performance Tuning」 も参照してください。