概要 - 1.0 日本語

T1 テレコム アクセラレータ カード インストール ガイド (UG1518)

Document ID
UG1518
Release Date
2021-12-17
Version
1.0 日本語

この資料では、T1 テレコム アクセラレータ カードのハードウェアおよびソフトウェアのインストール手順と、T1 スケルトン デザインについて説明します。スケルトン デザインは、T1 カード上の 16 nm Zynq® UltraScale+™ MPSoC および Zynq UltraScale+ RFSoC デバイス用に作成されており、ボードのメイン インターフェイスを検証するための接続およびソフトウェアを提供します。

図 1. T1 テレコム アクセラレータ カード

ザイリンクス T1 テレコム アクセラレータ カードは、16 nm Zynq® UltraScale+™ MPSoC および Zynq UltraScale+ RFSoC デバイスを搭載した PCI Express® (PCIe) Gen3 x16 準拠のカードです。T1 のフォーム ファクターは、フル高さ、1/2 長さ (FHHL)、シングル スロットで、x8x8 分岐された PCIe Gen 3 x16 インターフェイスを備えており、ホストから各 MPSoC および RFSoC デバイスに x8 リンクを提供します。T1 カードのターゲット アプリケーションには、次のものがあります。

  • O-RAN フロントホール終端
  • 4G LTE および 5G NR High-PHY ルックアサイド アクセラレーション (3GPP 分割オプション 7-2x をサポート)
  • 5G レイヤー 1 (L1) High-PHY ルックアサイド アクセラレーション
  • 分散ユニット (DU) と集約ユニット (CU) 間のミッドホール (F1) インターフェイス用フロントホール ポート (オプション)
  • 4TRX までの L1 ファンクションの 4G LTE および 5G NR インライン アクセラレーション (3GPP 分割オプション 7-2x をサポート)

T1 カードは、標準サーバーを O-RAN 5G 運用に必要なパフォーマンス、低レイテンシ、および電力効率の仮想ベースバンド ユニットに変換します。ターンキー ソリューションにより、オペレーター、システム インテグレーター、OEM がすばやく市場に投入し、エッジでのサービスの運用を簡素化できます。