DDRMC ウィザード - 2023.2 日本語

Power Design Manager ユーザー ガイド (UG1556)

Document ID
UG1556
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

NOC-DDRMC ページの DDRMC ウィザードを使用すると、DDRMC を設定できます。ウィザードを使用して DDRMC を作成すると、必要な DDR I/O が I/O ページに入力されます。次の図に、DDRMC Configuration ウィザードを示します。

図 1. PDM DDRMC の設定

DDRMC ウィザードには、次のようなパラメーターがあります。

[DRAM Type]
このパラメーターは、DRAM のタイプ (DIMM、RDIMM、LRDIMM) を示すために使われます。
[Standard]
ハード化された DDR メモリ コントローラーでは、DDR4、LPDDR4、および LPDDR4x 規格のみがサポートされます。
[Channels]
使用される DDR チャネルの数。値の範囲は 1 ~ 2 です。
[Data Rate]
さまざまな規格に認められている最大データ レートは次のとおりです (デバイスのスピード グレードにもよる)。
  • DDR4 - 3200 Mb/s
  • LPDDR4 - 4266 Mb/s
[Data Width]
[Data Width] に指定できる値は、16、32、および 64 です。
[ECC]
このフィールドは、8 ビットのエラー訂正コードを示します。このフィールドは、Enabled または Disabled に設定できます。
[Bandwidth (MBps)]
読み出しおよび書き込み帯域幅 (MBps - 毎秒メガバイト)。読み出しおよび書き込み帯域幅の合計 {Data Rate (Mb/s)*Data Width} は、合計帯域幅を超えることはできません。
[Endpoints]
DDRMC ウィザードでは、DDMC による NoC 接続をすばやく追加でき、PMC、PS、CPM、AI エンジン、PL などのエンドポイントを選択できます。該当する終点を選択すると、DDRMC ウィザードで入力された帯域幅がそれらの間で均等に分割されます。これは必要に応じて、NoC ページで調整できます。

データ パターンと I/O パターンでは、IP 設定 (異なるピンのトグル レート、外部終端、キャパシタンス) が自動的に設定されます。これらの値は、IO ページで更新され、対応する DDR 規格の I/O 消費電力が決定されます。