MicroBlaze Configuration ウィザードの使用 - 2023.2 日本語

MicroBlaze プロセッサ エンベデッド デザイン ユーザー ガイド (UG1579)

Document ID
UG1579
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語

次の図に、MicroBlaze Configuration ウィザード ([Re-customize IP] ダイアログ ボックス) を示します。

図 1. MicroBlaze Configuration ウィザード

MicroBlaze Configuration ウィザードには、次の機能があります。

  • 定義済みのコンフィギュレーション テンプレートを使用してワンクリックで設定。
  • 選択した設定オプションに基づいて MicroBlaze の相対周波数、エリア、およびパフォーマンスを即座に見積もり。
  • ページごとに指示に従って設定。
  • すべての設定オプションにツール ヒントが表示され、そのオプションの機能を確認可能。
  • Advanced ボタンをクリックしてタブ付きインターフェイスに切り替え、すべての設定オプションに直接アクセス可能。詳細は、MicroBlaze Configuration ウィザード: [Advanced] モードを参照してください。
    重要: Interrupt & Reset および PVR オプションは、[Advanced] モードでのみアクセス可能です。

MicroBlaze Configuration ウィザードには、Welcome ページで選択されているオプションによって、次のページが表示されます。

ダイアログ ボックスの左側には、現在の設定での周波数、エリア、およびパフォーマンスの相対値、ブロック RAM および DSP の数が表示されます。

  • Frequency: 現在の設定で達成可能な見積もり周波数を、このアーキテクチャおよびスピード グレードで達成可能な最大周波数に対する割合 (%) で示します。
    注記: これは定義済みのベンチマーク セットに基づいた見積もりで、実際の値から最大 30% の誤差が出る可能性があり、システムがこの見積もり周波数を達成できるとは限りません。
  • Area: 現在の設定で達成可能な MicroBlaze の見積もりエリアを、このアーキテクチャを使用した場合の最大エリアに対する LUT の割合を % で示します。
    注記: これは見積もり値で、実際の値から最大 5% の誤差が出る可能性があり、実際にインプリメントされたエリアがこの値になるとは限りません。
  • Performance: 現在の設定で達成可能な MicroBlaze の相対パフォーマンスを、このアーキテクチャで達成可能な最大パフォーマンスに対する % で示します。
    注記: これは、ベンチマークのセットに基づく見積もりで、実際のパフォーマンスはユーザー アプリケーションによって大幅に異なる可能性があります。
  • BRAMs: MicroBlaze プロセッサで使用されるブロック RAM の総数。ブロック RAM は命令キャッシュとデータ キャッシュ、および分岐先キャッシュで使用され、メモリ管理ユニット (MMU) により 32 ビット モードの仮想モードまたは保護モードで 1 つのブロック RAM が、64 ビット モードで 2 つのブロック RAM が使用されます。
  • DSP48: MicroBlaze プロセッサで使用される DSP48 の総数。これらは、浮動小数点乗算をインプリメントするため、整数乗算器および浮動小数点演算ユニット (FPU) で使用されます。