デバイス ツール フローの概要 - 2023.2 日本語

MicroBlaze プロセッサ エンベデッド デザイン ユーザー ガイド (UG1579)

Document ID
UG1579
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語

AMD Vivado™ ツールでは、プロセッサに基づいて、プログラム用のフローが提供されています。Vivado IDE では、接続をグラフィカルに表す IP インテグレーターを使用して、デバイスを指定し、ペリフェラルを選択し、ハードウェアを設定できます。

IP インテグレーターを使用すると、AMD プロセッサ用のデザインを開発するために必要なハードウェア プラットフォーム情報を含む XML フォーマットのアプリケーションと、その他のデータ ファイルを生成できます。ソフトウェア デザイン ツールでは、次の作業用に XML が使用されます。

  • ボード サポート パッケージ (BSP) ライブラリを作成および設定
  • コンパイラ オプションを推論
  • プロセッサ ロジック (PL) をプログラム
  • JTAG 設定を定義
  • ハードウェアに関する情報が必要なほかの操作を自動化

AMD MicroBlaze™ エンベデッド プロセッサは、AMD フィールド プログラマブル ゲート アレイ (FPGA) のインプリメンテーション用に最適化された RISC (Reduced Instruction Set Computer) コアです。エンベデッド MicroBlaze プロセッサ デザインを作成するために IP インテグレーターなどの AMD ツールの使用方法を理解するには、エンベデッド デザインでの MicroBlaze プロセッサの使用 を参照してください。プロセッサの詳細は、 『MicroBlaze プロセッサ リファレンス ガイド』 (UG984) を参照してください。

AMD プロセッサのソフトウェア アプリケーションを開発およびデバッグするためのデザイン ツールとして、AMD では次のようなツールを提供しています。

  • ソフトウェア IDE
  • GUI ベースのコンパイラ ツールチェーン
  • デバッグ ツール

これらのツールを使用すると、OS を必要としないベアメタル アプリケーションと、オープンソース Linux ベースの OS 用アプリケーションの両方を開発できます。

AMD では、ハードウェア デザインと、AMD Vitis™ ソフトウェア プラットフォームまでの統合フローを使用したソフトウェア開発との間をつなぐソリューションを提供しています。Vitis は、ウェブサイトからダウンロード可能なスタンドアロン製品です。ツールの使用方法の詳細は、 Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料 を参照してください。