Vivado での XPM メモリの使用 - 2023.2 日本語

UpdateMEM ユーザー ガイド (UG1580)

Document ID
UG1580
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語

Vivado で XPM メモリを使用するには、XPM メモリのデザイン ソースを作成する必要があります。次の手順に従って、XPM メモリを作成します。

  1. Vivado を起動してプロジェクトを作成します。
  2. Sources ウィンドウで Design Sources を右クリックし、Add Sources を選択します。

  3. Add or Create Design Sources ページで Create File をクリックします。

  4. Create Source File ダイアログ ボックスで File type から HDL 言語を指定し、File name フィールドに作成するメモリ ブロックの名前を入力します。
  5. File location はデフォルト値の <Local to Project> のままにしておきます。
  6. OK をクリックします。

  7. Add or Create Design Sources ページで Finish をクリックします。

  8. Define Module ダイアログ ボックスが開きます。Cancel をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。
  9. HDL ファイルのテンプレートを作成しないことを確認するメッセージが表示されます。
  10. Yes をクリックします。

    この例では、既存の XPRM テンプレートを HDL ファイルにコピーします。

  11. これで、Sources ウィンドウに新しく作成された Verilog ファイルが表示されるようになります。

  12. Flow Navigator で [Project Manager] → Language Templates をクリックします。

  13. [Language Templates] ダイアログ ボックスが開きます。次の図に示すように、[Search] フィールドに「xpm」と入力し、適切な HDL コード (VHDL/Verilog) を選択します。

  14. [Single Port RAM] メモリのテンプレートを切り貼りして、インスタンシエーション テンプレートを HDL ファイルに追加します。適切なエンティティまたはモジュール定義を追加して、HDL ファイルの定義を終了します。インスタンシエーションで USE_MEM_INIT_MMI パラメーターを 1 に設定します。
  15. XPM メモリ ブロックを残りのデザインに統合します。IP インテグレーターを使用して XPM メモリを RTL モジュールとして統合します。

  16. [Address Editor] ウィンドウでインスタンシエートしたメモリの深さを設定します。

  17. 出力ファイルを生成、合成、インプリメント、およびビットストリームを作成します。
  18. mem ファイルがある場合は、次の updatemem コマンドを使用して、XPM メモリの初期文字列を生成するのに使用できます。
    updatemem -meminfo <mmi_file_name>.mmi -data <mem_file_name>.mem -bit <bit file 
    name>.bit -proc <path to xpm memory instance> -out <output bit file name>.bit
  19. -debug オプションを使用して、XPM メモリの init_strings を確認することもできます。次に、-debug オプションを使用した例を示します。
    updatemem -debug -meminfo <mmi_file_name>.mmi -data <mem_file_name>.mem -bit <bit 
    file name>.bit -proc <path to xpm memory instance> -out <output bit file name>.bit > 
    dmp.txt<