Vivado で XPM メモリを使用するには、XPM メモリのデザイン ソースを作成する必要があります。次の手順に従って、XPM メモリを作成します。
- Vivado を起動してプロジェクトを作成します。
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Sources ウィンドウで Design Sources を右クリックし、Add
Sources を選択します。
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Add or Create Design
Sources ページで Create
File をクリックします。
- Create Source File ダイアログ ボックスで File type から HDL 言語を指定し、File name フィールドに作成するメモリ ブロックの名前を入力します。
- File location はデフォルト値の <Local to Project> のままにしておきます。
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OK をクリックします。
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Add or Create Design
Sources ページで Finish をクリックします。
- Define Module ダイアログ ボックスが開きます。Cancel をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。
- HDL ファイルのテンプレートを作成しないことを確認するメッセージが表示されます。
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Yes をクリックします。
この例では、既存の XPRM テンプレートを HDL ファイルにコピーします。
- これで、Sources ウィンドウに新しく作成された Verilog ファイルが表示されるようになります。
- Flow Navigator で [Project Manager] → Language Templates をクリックします。
- [Language Templates] ダイアログ ボックスが開きます。次の図に示すように、[Search] フィールドに「xpm」と入力し、適切な HDL コード (VHDL/Verilog) を選択します。
- [Single Port RAM] メモリのテンプレートを切り貼りして、インスタンシエーション テンプレートを HDL ファイルに追加します。適切なエンティティまたはモジュール定義を追加して、HDL ファイルの定義を終了します。インスタンシエーションで USE_MEM_INIT_MMI パラメーターを 1 に設定します。
- XPM メモリ ブロックを残りのデザインに統合します。IP インテグレーターを使用して XPM メモリを RTL モジュールとして統合します。
- [Address Editor] ウィンドウでインスタンシエートしたメモリの深さを設定します。
- 出力ファイルを生成、合成、インプリメント、およびビットストリームを作成します。
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mem
ファイルがある場合は、次のupdatemem
コマンドを使用して、XPM メモリの初期文字列を生成するのに使用できます。updatemem -meminfo <mmi_file_name>.mmi -data <mem_file_name>.mem -bit <bit file name>.bit -proc <path to xpm memory instance> -out <output bit file name>.bit
-
-debug
オプションを使用して、XPM メモリのinit_strings
を確認することもできます。次に、-debug
オプションを使用した例を示します。updatemem -debug -meminfo <mmi_file_name>.mmi -data <mem_file_name>.mem -bit <bit file name>.bit -proc <path to xpm memory instance> -out <output bit file name>.bit > dmp.txt<