[Logic] シートの使用 - 2023.2 日本語

Xilinx Power Estimator ユーザー ガイド (UG440)

Document ID
UG440
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

[Logic] シート (図 1 参照) は、CLB ロジックで消費される電力の見積もりに使用されます。入力する必要のある情報は、次のとおりです。

[Utilization]
ロジックとしてコンフィギュレーションされる LUT、シフト レジスタ、LUT ベースの RAM および ROM の数を入力します。ISE Design Suite または Vivado Design Suite を使用してデザインをインプリメントした場合、または以前のデザインを使用する場合は、[Summary] シートの Import ボタンを使用して、情報を自動でインポートできます。それ以外の場合は、必要な機能をインプリメントする際に使用する大まかなリソース数を入力してください。
[Activity]
このロジックが属する Clock ドメインを入力します。次に、ロジックのスイッチング動作を示す Toggle RateAverage Fanout を入力します。
ヒント: Toggle Rate (12.5%) と Average Fanout (3.00) または Routing Complexity (8.00/10.00) のデフォルト設定は、複数のカスタマー デザインから導き出された平均値に基づいています。 適切な概数値がわからない場合、AMDではデフォルト設定を使用することを推奨しています。
注記: [Signal Rate] 列は、特定エレメントにおいて 1 秒間に遷移する数 (百万単位) を示します。この列は読み出し専用です。
注記: 指定されたトグル レートは、[Logic] 列の各行に示されている総ロジックの入力および出力における平均的なスイッチング アクティビティを示しています。1 つの行に複数ブロックがグループ化されている場合、デザイン内の特定ブロックのトグル レートが大きくてもグループ全体の平均トグル レートはより低くなります。

Signal Rate は、次の数式で計算されます。

信号レート (Mtr/s) = クロック周波数 (MHz) * トグル レート (%)
図 1. LUT 構成、トグル レート、および平均ファンアウトによる消費電力の見積もりへの影響 (7 シリーズ デバイス)

分散メモリに関連する情報を [Logic Power] シートに入力する際は、XPE Memory Generator ウィザードを活用できます。このウィザードは、[Logic Power] シートの Add Memory ボタンをクリックすると表示されます。XPE Memory Generator ウィザードを使用することで、[Logic Power] シートにメモリ関連の行を簡単に追加できます。