このウィザードに入力されたデザイン全体の情報が XPE シートに反映され、XPE はデザインの消費電力を見積もることができます。このウィザードへの入力が一般的に、XPE でデザインを指定してその電源要件を決定する最初の手段となります。
消費電力の見積もり後は、ウィザードが入力したデータの参照、ウィザードが作成したスプレッドシートへの入力の変更、デザインをより詳細に記述する独自の入力の追加が可能です。
Quick Estimate ウィザードを 2 回実行すると、1 回目のスプレッドシート入力はすべて 2 回目の入力内容で置き換えられます。次の資料は、Quick Estimate ウィザードへ情報を入力する際の参考になります。
- 『7 シリーズ FPGA メモリ リソース ユーザー ガイド』 (UG473)
- 『7 シリーズ FPGA GTX/GTH トランシーバー ユーザー ガイド』 (UG476)
- 『7 シリーズ FPGA GTP トランシーバー ユーザー ガイド』 (UG482)
- 『Zynq 7000 SoC および 7 シリーズ デバイス メモリ インターフェイス ソリューション ユーザー ガイド』 (UG586)
- 『UltraScale アーキテクチャ コンフィギャラブル ロジック ブロック ユーザー ガイド』 (UG574)
- 『UltraScale アーキテクチャ メモリ リソース ユーザー ガイド』 (UG573)
- 『UltraScale アーキテクチャ GTH トランシーバー ユーザー ガイド 』 (UG576)
- 『UltraScale アーキテクチャ GTY トランシーバー ユーザー ガイド』 (UG578)
Quick Estimate ウィザードは、[Summary] シートの Quick Estimate をクリックして起動できます。
- [Summary] シートの[Settings] パネルの使用にある [Speed Grade] および [Temp Grade] などでターゲット デバイスを指定します。
- [Summary] シートの Quick Estimate をクリックします。
- [XPE Quick Estimate] ダイアログ ボックスが表示されるので、デザインに関する情報を入力します。
ダイアログ ボックスに入力できる情報は、デザインをインプリメントする AMD デバイスによって異なります。
- デザインに関するこれらの値を入力し終えたら OK をクリックします。
DRC (デザイン ルール チェック) の実行後、入力した値に基づいて Xilinx Power Estimator スプレッドシートの各シートに値が反映され、指定したデザインの消費電力が見積もられます。
[Quick Estimate] ダイアログ ボックスには、次のフィールドがあります。