DDR4 信号のタイミング制約規則

Versal アダプティブ SoC PCB デザイン ユーザー ガイド (UG863)

Document ID
UG863
Release Date
2024-04-01
Revision
1.8 日本語

次の表に、各種信号グループおよびターゲットに関するタイミング制約を示します。この表は、一般的な PCB レイアウト ツールへの入力フォーマットに準じています。スキューを求める際には、アダプティブ SoC のパッケージ遅延を必ず含めます。

表 1. DDR4 信号のスキュー制約規則 (コンポーネント) 1
スキューの制約 ピン ペア セット 最小値 (ps) 最大値 (ps) グループ ターゲット
クロックに対するアドレス 2 アダプティブ SoC から DDR4 コンポーネント -34 -50

A[17]、A[13:0]

RAS_N/A[16]

CAS_N/A[15]

WE_N/A[14]

BA[1:0]

BG[1:0]

ACT_N

CKE

CS_N

ODT

PAR

CK_T
クロック 23 アダプティブ SoC から DDR4 コンポーネント 0 2

CK_T

CK_C

DQS に対するデータ 4 アダプティブ SoC から DDR4 コンポーネント -100 +100

DQ (4/8 ビット)

DM/DBI (存在する場合)

DQS_T
DQS 34 アダプティブ SoC から DDR4 コンポーネント 0 2

DQS_T

DQS_C

DQS に対するクロック 4 アダプティブ SoC から DDR4 コンポーネント -149 +1796 CK_T DQS_T
  1. スキュー計算には、必ずアダプティブ SoC のパッケージ遅延を含めます。
  2. 各 DDR4 コンポーネントごとに個別の制約セットが必要です (アダプティブ SoC から DRAM 1、アダプティブ SoC から DRAM 2 など)。
  3. どちらの信号が速いか遅いかは関係なく、2 つの信号の伝搬時間の差がここに示した値を超えないようにします。
  4. 各バイト/ニブル/DQS ペアごとに個別の制約セットが必要です。
表 2. DDR4 信号のスキュー制約規則 (DIMM) 1
スキューの制約 ピン ペア セット 最小値 (ps) 最大値 (ps) グループ ターゲット
クロックに対するアドレス 2 アダプティブ SoC から DIMM -8 +8

A[17]、A[13:0]

RAS_N/A[16]

CAS_N/A[15]

WE_N/A[14]

BA[1:0]

BG[1:0]

ACT_N

CKE

CS_N

ODT

PAR

CK_T
クロック 23 アダプティブ SoC から DIMM 0 2

CK_T

CK_C

DQS に対するデータ 4 アダプティブ SoC から DIMM -100 +100

DQ (4/8 ビット)

DM/DBI (存在する場合)

DQS_T
DQS 34 アダプティブ SoC から DIMM 0 2

DQS_T

DQS_C

DQS に対するクロック 4 アダプティブ SoC から DIMM -150 +150 CK_T DQS_T
  1. スキュー計算には、必ずアダプティブ SoC のパッケージ遅延を含めます。
  2. 各 DDR4 DIMM ごとに個別の制約セットが必要です (アダプティブ SoC から DRAM 1、アダプティブ SoC から DRAM 2 など)。
  3. どちらの信号が速いか遅いかは関係なく、2 つの信号の伝搬時間の差がここに示した値を超えないようにします。
  4. 各バイト/ニブル/DQS ペアごとに個別の制約セットが必要です。