QDR-IV 信号の物理的な設計規則

Versal アダプティブ SoC PCB デザイン ユーザー ガイド (UG863)

Document ID
UG863
Release Date
2024-04-01
Revision
1.8 日本語

次の表に、QDR-IV 信号の配線規則を示します。

表 1. QDR-IV 信号の物理的な設計規則
パラメーター
インピーダンスの規則
シングルエンド アドレス/コマンド/制御およびデータ信号のインピーダンス 50Ω 1 ± 10%
クロック (CK)、データ書き込みクロック (DK)、およびデータ読み出しクロック (QK) の差動インピーダンス 90Ω 1 ± 10%
最大トレース長の規則
すべての信号の最大 PCB トレース長 5000 mil
アドレス/コマンド/制御信号の間隔規則
アドレス/コマンド/制御信号間の最小間隔

3H 2 、ただし

アダプティブ SoC または QDR-IV デバイス直下では 1H

アドレス/コマンド/制御信号とその他の信号間の最小間隔

5H 2 、ただし

アダプティブ SoC または QDR-IV デバイス直下では 2H

データ信号の間隔規則
同一バイト内のデータ信号と DK/QK 信号間の最小間隔

3H 2 、ただし

アダプティブ SoC または QDR-IV デバイス直下では 1H

異なるバイトのデータ信号と DK/QK 信号間の最小間隔

5H 2 、ただし

アダプティブ SoC または QDR-IV デバイス直下では 2H

データ信号および DK/QK 信号とその他の信号間の最小間隔

5H 2 、ただし

アダプティブ SoC または QDR-IV デバイス直下では 2H

2x18 (36 ビット) インターフェイスの配線規則
DQA[8:0]、DKA0_P、DKA0_N、QKA0_P、QKA0_N、QVLDA[0] 同じ配線層に配線する必要がある
DQA[17:9]、DKA1_P、DKA1_N、QKA1_P、QKA1_N、QVLDA[1] 同じ配線層に配線する必要がある
DQB[8:0]、DKB0_P、DKB0_N、QKB0_P、QKB0_N、QVLDB[0] 同じ配線層に配線する必要がある
DQB[17:9]、DKB1_P、DKB1_N、QKB1_P、QKA1_N、QVLDB[1] 同じ配線層に配線する必要がある
2x36 (72 ビット) インターフェイスの配線規則
DQA[17:0]、DKA0_P、DKA0_N、QKA0_P、QKA0_N、QVLDA[0] 同じ配線層に配線する必要がある
DQA[35:18]、DKA1_P、DKA1_N、QKA1_P、QKA1_N、QVLDA[1] 同じ配線層に配線する必要がある
DQB[17:0]、DKB0_P、DKB0_N、QKB0_P、QKB0_N、QVLDB[0] 同じ配線層に配線する必要がある
DQB[35:18]、DKB1_P、DKB1_N、QKB1_P、QKA1_N、QVLDB[1] 同じ配線層に配線する必要がある
  1. アダプティブ SoC または DRAM デバイス直下では、PCB の製造許容誤差を考慮に入れて最大 60Ω (シングルエンド) または 120Ω (差動) です。
  2. H は最も近いグランド リターン プレーンまでの距離です。