- OSPIx_CS_b および OSPI_RST_b ラインで VCCO_500 に 4.7 ~ 10kΩ のプルアップ抵抗を配置します。
- OSPI_IO[7:0]/OSPI_DS と OSPI_CLK 間のスキューは 50 ps 以内にします。
- クロック ライン上の近端 (Versal アダプティブ SoC の近く) および遠端でシグナル インテグリティ解析を実行することを強く推奨します。
- PCB でのシグナル インテグリティが適切であることを確認します。
- PCB 上で Versal デバイスの近端または遠端に反射がない。
- VIH/VIL および VOH/VOL レベルが Versal デバイスとフラッシュ デバイスの要件を満たすことを確認します。
- 値は Versal アダプティブ SoC データシート の「PSIO レベル」に記載されています。
- 使用する電圧 (すなわち、LVCMOS18、LVCMOS33) に合わせて適切なレベルを選択してください。
- 読み出しの場合、最適な読み出し性能を実現するために、駆動電流が駆動中の負荷と一致することを確認します。
- OSPI_CLK または OSPI_IO[7:0] ライン、あるいはその両方に直列抵抗を追加する場合は、特にこのことが重要です。
- すべての周波数で、セットアップ/ホールド タイムが Versal アダプティブ SoC と OSPI デバイスの両方の要件を満たすことを確認します。
- 次の式を参照して、セットアップ/ホールド タイム要件を満たすことを確認し、最大動作周波数を確定します。
- 定義:
- Clock_Period = OSPI インターフェイス クロック OSPI_CLK のクロック周期 (1/FOSPI_CLK)
- TOSPICKO = Versal アダプティブ SoC OSPI clock-to-output 遅延
- TOSPIDCK = Versal アダプティブ SoC OSPI セットアップ タイム
- TOSPICKD = Versal アダプティブ SoC OSPI ホールド タイム
- Tsetup (flash) = OSPI デバイス セットアップ タイム (OSPI デバイス データシート参照)
- Thold (flash) = OSPI デバイス ホールド タイム (OSPI デバイス データシート参照)
- CTO min/max (flash) = フラッシュ デバイス clock-to-output 遅延 (OSPI デバイス データシート参照)
- Max_PCB_trace_delay = OSPI_CLK、OSPI_IO[7:0] の最大 PCB トレース遅延
- Min_PCB_trace_delay = OSPI_CLK、OSPI_IO[7:0] の最小 PCB トレース遅延
- 数式:
- 書き込み (PHY および非 PHY モード)
- SDR モード: Tsetup (flash) ≤ Clock_Period – TOSPICKO(max) – (OSPI_CLK PCB トレース遅延と最大 OSPI_IO[7:0] PCB トレース遅延の間のスキュー)
- DDR モード: Tsetup (flash) ≤ Clock_Period/2 – TOSPICKO(max) – (CLK PCB トレース遅延と最大 OSPI_IO[7:0] PCB トレース遅延の間のスキュー)
- Thold (flash) ≤ TOSPICKO(min) – (CLK PCB トレース遅延と最小 OSPI_IO[7:0] PCB トレース遅延の間のスキュー)注記: スキューのガイドラインは、このセクションの 2 番目の箇条書き項目を参照してください。
- 読み出し (非 PHY モード (<50 MHz))
- TOSPIDCK ≤ Clock_Period – CTO max (flash) + 2 x Max_PCB_trace_delay(OSPI_IO[7:0])
- TOSPICKD ≤ CTO min (flash) + 2 x Min_PCB_trace_delay(OSPI_IO[7:0])注記: スキューのガイドラインは、このセクションの 2 番目の箇条書き項目を参照してください。
- 書き込み (PHY および非 PHY モード)
- 定義:
- 50MHz より高い周波数 (PHY モード) では、読み出しの場合、RX チューニングのために最大周波数は PCB トレース遅延の関数になりません。RX チューニングのシミュレーションを実行して、Versal およびフラッシュ デバイスのセットアップ/ホールド タイム要件を満たすことを確認できます。
注意:
Versal アダプティブ SoC を OSPI ブート モードで起動するには、オクタル SPI フラッシュが
『Versal アダプティブ SoC テクニカル リファレンス マニュアル』 (AM011) の「オクタル SPI ブート モード」に記載された SDR コマンドをサポートした互換性のあるデバイスである必要があります。