手順 6: デザイン run 設定の確認 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: デザイン フローの概要 (UG888)

Document ID
UG888
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

演習 1 で使用した非プロジェクト モードと、今使用しているプロジェクト モードの主な違いの 1 つは、合成およびインプリメンテーションのデザイン run のサポートです。非プロジェクト モードでは、デザイン run はサポートされていません。

デザイン run は、合成およびインプリメンテーション プロセスのさまざまな段階で使用可能な多数のオプションを設定して保存する手段です。これらのオプションを設定し、それを今後の run で使用できるようストラテジとして保存できます。また、各段階の前後に実行する Tcl.pre および Tcl.post スクリプトを定義して、レポートを生成できます。

合成およびインプリメンテーション run を実行する前に、run の設定およびストラテジを確認します。

  1. Flow Navigator で [Project Manager] → Settings をクリックします。

    [Settings] ダイアログ ボックスが開きます。



  2. [Project Settings] の下にある Synthesis をクリックします。

    [Synthesis] ページには、Vivado 合成を設定するためのオプションが多数あります。これらのオプションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成』 (UG901) を参照してください。

  3. 合成オプションを確認したら、[Settings] ダイアログ ボックスの左ペインで Implementation をクリックします。すると、次の図のようなページが開きます。

    インプリメンテーション設定のオプションが表示されます。インプリメンテーション run に使用可能なオプションを確認できます。これらのオプションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: インプリメンテーション』 (UG904) を参照してください。



  4. Cancel をクリックして [Settings] ダイアログ ボックスを閉じます。

    これで Vivado 合成およびインプリメンテーションを実行する準備が整いました。