ソース ベース手法で Vivado プロジェクトを保持する場合、プロジェクト ソース ファイルは生成された出力ファイルとは別の場所に保管されます。2020.2 以降、プロジェクトに追加されたファイルはすべて project.srcs ディレクトリに格納されます。ツールで生成された出力ファイルはすべて、project.gen と呼ばれる並行したディレクトリに格納されます。ソース ベース手法のリビジョン管理では、次が実行されます。
- ソース ファイルをプロジェクトの外側に保管しておきます。ソース ファイルは Vivado ビルド ディレクトリの外に置いておくのが理想的です。
- ソース リポジトリをリビジョン管理します。すべてのソースは、リビジョン管理システムによって管理される必要があります。 重要: Vivado でソース ファイルを使用しているときは、そのファイルが必ず書き込み可能になっていることが必要です。
- project.xpr ファイルをリビジョン管理します。
- project.srcs ディレクトリをリビジョン管理します。
- 使用するリビジョン管理方法をテストします。理想的には、ファイルを取りこぼすことなく、スクリプトを使用してデザイン ソースからデザインが完全に再構築されることを確認する目的で、定期的にデザインを古いリビジョンに戻すとよいでしょう。定期的にデザインを再構築することで、リビジョン管理方法の問題点を発見し、タイムリーに対処できます。
プロジェクトは、project.srcs ディレクトリおよび project.xpr ファイルを復元させると、再生成できます。project.xpr ファイルを開き、合成およびインプリメンテーションに進むことができます。