Hard Block Planner ウィンドウを使用すると、デバイス内にハード ブロックを配置でき、REFCLK ピン、GT_QUAD、およびハード IP ブロックの位置を割り当てるため、Device ウィンドウに視覚的なフィードバックが表示されます。合成済みデザインを開くと、ネットリスト オブジェクトが読み込まれて処理され、デザインで使用可能なすべてのハード IP が収集されます。[Hard Block Planner] ウィンドウでは、PCIe および DCMAC などの GT_QUAD が [Hard-IP] の下にまとめられます。また、デザイン内のソフト IP とスタンドアロン GT をハード IP と一緒に別のドロップダウン リストでリストし、GT ブロックのプランニングをしやすくもします。このウィンドウから Device ウィンドウにクロスプローブでき、サイトを変更または割り当てできます。
図 1.
Hard Block
Planner ウィンドウ
Hard Block Planner ウィンドウを表示するには、合成済み/インプリメント済みデザインを開きます。Hard Block Planner ウィンドウは、合成済み/インプリメント済みデザインを開くとデフォルトで開きます。または、Windows[] メニューから開くこともできます。
ヒント: デフォルトでは、Hard Block Planner は合成/インプリメンテーション デザインを開いた後、ネットリスト オブジェクトを処理しません。Populate Hard Block Planner data をクリックすると、ネットリスト オブジェクトが処理されて、データが生成されます。
Hard Block Planner ウィンドウの列
Hard Block Planner ウィンドウには、次の列が含まれます。- [Name]
- ハード ブロックのインスタンス名を指定します。
- [Library Cell]
- ハード ブロックのライブラリ名を示します。
- [Site]
- ライブラリ セル インスタンスの位置を示します。
- [Fixed]
- BEL の位置が固定されているかどうかを示します。
- [Clock Region]
- クロック領域を指定します。
- [Bank]
- バンクを指定します。
- [REFCLK Source]
- 基準クロックのクロック名を示します。
Hard Block Planner ウィンドウのツールバー コマンド
ローカル ツールバーには、次のコマンドが含まれます。- [Search]
- [Search] フィールドを表示し、Hard Block Planner ウィンドウでオブジェクトを検索できるようにします。
- [Collapse All]
- ウィンドウの階層ツリーをすべて閉じ、最上位オブジェクトのみを表示します。
- [Expand All]
- Hard Block Planner ウィンドウの階層ツリーをすべて展開し、すべてのエレメントを表示します。
- [Schematic]
- 選択したオブジェクトから回路図を作成します。
- [Show Hard-IP Connectivity]
- Device ウィンドウで、デザインの GT と IP をすべて選択して表示します。
- [Show Hard-IP Connectivity for selected IP groups]
- 選択した IP グループ用の Device ウィンドウで、デザインの GT と IP をすべて選択して表示します。
- [Hide Hard-IP Connectivity]
- Device ウィンドウで、デザインの GT と IP すべての選択を解除します。
注記: ハード ブロック プランナーの使用についての詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: I/O およびクロック プランニング』 (UG899) を参照してください。