Vivado IDE テキスト エディターはカスタマイズ可能な統合テキスト エディターで、構文のハイライト、オンザフライ構文チェック、エラーおよび警告に対するヘルプ、コードの折りたたみ、コード補完、およびファイル比較がサポートされています。このテキスト エディターでは、次のファイル タイプがサポートされています。
- Verilog および Verilog ヘッダー ファイル
- SystemVerilog
- VHDL ファイル
- 制約ファイル
- Tcl スクリプト
- Vivado IDE ジャーナルおよびログ ファイル
- 単純なテキスト ファイル
次の図に示すように、テキスト エディターでは次の機能がサポートされています。
- オンザフライ構文チェック
構文エラーを赤色の波下線で示します (例: 図の 41 行目)。
注記: 構文エラーがあると、ファイルのその後にある構文に影響を与える可能性があります。ファイルの初めの方にあるエラーを修正すると、その後のエラーが修正される場合があります。重要: サードパーティのテキスト エディターを使用する場合は、Tcl コマンドのcheck_syntax
を使用して手動で構文チェックをする必要があります。 - エラーおよび警告に対するヘルプ
スクロール バーの右側に、構文エラーまたは警告の位置を示す赤色のマーカーが示されます。マーカーをクリックすると、問題のある行にスクロールできます。マーカーの上にカーソルを置くと、問題に関する情報が表示されます。図の 41 行目の構文エラーは、「
<std_logi> is not declared
」 (<std_logi> が宣言されていない) です。 - コード補完
エラーを含む行にカーソルを置いて Ctrl+Space キーを押すと、コード補完の候補が表示され、エラーを解決できます。図の 41 行目に対しては、ドロップダウン リストに複数の候補が表示されています。
ヒント: 構文のハイライト、警告、エラー、およびコード補完の表示を調整する方法については、「テキスト エディター設定の指定」を参照してください。
テキスト エディターでは、次の機能も使用できます。
- 信号、型、定数宣言に移動。
信号、型、定数を右クリックし、Go to Definitions をクリックします。
- 信号、型、定数の使用を表示。
信号、型、定数を右クリックし、Find Usages をクリックします。
- ツール ヒントに定数値を表示。
変数の上にカーソルを置くと、ツール ヒントが表示されます。
- ツール ヒントに型定義を表示。
変数の上にカーソルを置くと、ツール ヒントが表示されます。
図 1. テキスト エディターの機能