メッセージの重要度の変更 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Vivado IDE の使用 (UG893)

Document ID
UG893
Release Date
2023-10-25
Version
2023.2 日本語

ほとんどのメッセージの重要度を変更できます。

  • ステータス メッセージ以外のすべてのメッセージをエラー メッセージにできます。
  • 警告およびクリティカル警告メッセージの重要度を下げて別の種類のメッセージにできます。
注意:
エラー メッセージの重要度は変更できません。クリティカル警告は、後のデザイン フローでエラーになる可能性のある問題をレポートするものなので、重要度を変更する際には注意が必要です。

メッセージの重要度を変更するには、次の手順に従います。

  1. メッセージを右クリックし、Message Severity > Set Message Severity をクリックします。
  2. [Set Message Severity] ダイアログ ボックス (次の図) で重要度を選択します。
注記: メッセージをデフォルトの重要度にリセットするには、メッセージを右クリックし、Message Severity > Unset Message Severity をクリックします。
図 1. [Set Message Severity] ダイアログ ボックス
  • 情報に変更されたメッセージ
  • アドバイザリに変更されたメッセージ
  • 警告に変更されたメッセージ
  • クリティカル警告に変更されたメッセージ
  • エラーに変更されたメッセージ

メッセージの重要度は、set_msg_config という Tcl コマンドを使用することでも変更できます。詳細は、 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。たとえば、次の Tcl コマンドを使用すると、メッセージ ID Place 30-12 をクリティカル警告にアップグレードできます。

set_msg_config -id {Place 30-12} -new_severity {CRITICAL WARNING}