入力ファイル - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Vivado IDE の使用 (UG893)

Document ID
UG893
Release Date
2023-10-25
Version
2023.2 日本語
表 1. Vivado IDE の入力ファイル
入力ファイル ファイル タイプ 説明
デザイン ソース ファイル
  • VHDL
  • Verilog
  • Verilog ヘッダー
  • SystemVerilog
  • ファイルをインポートおよびエラボレートして、ロジックを解析したり、ソースを変更したりできます。
  • ソース ファイルは元の場所から参照するか、プロジェクトにコピーできます。
  • RTL ソース ファイルをインポートするときに、ディレクトリを指定できます。ディレクトリを指定すると、そのディレクトリに含まれる認識可能なファイルおよびファイル タイプがすべてプロジェクトにインポートされます。
I/O ポート リスト CSV
  • CSV (カンマ区切り) フォーマット ファイルをインポートし、[I/O Planning] レイアウトの [I/O Ports] ウィンドウに表示できます。この機能は、I/O プランニング プロジェクトでのみ使用できます。
  • I/O ポートを物理パッケージ ピンに割り当てると、デバイス ピンの設定を定義できます。
  • CSV は、デバイス ピンおよびピン配置に関する情報をボード設計者と交換するために使用される標準ファイル形式です。
モジュール レベルのネットリストおよびコア
  • EDIF
  • NGC
  • NGO
  • AMD Vivado™ IDE では、複数の EDIF または NGC ネットリストを使用してデザインを構築でき、階層デザイン手法がサポートされます。
  • 最上位ロジックを選択すると、下位モジュールが自動的にインポートされます。このプロセスは、デザインをアップデートする際により柔軟性を発揮します。
  • Vivado IDE のインクリメンタル ネットリスト インポート機能では、どのレベルのデザイン階層のネットリストでも更新できます。
注記: Vivado Design Suite では、NGC フォーマットのファイルは AMD UltraScale™ デバイス用にサポートされていません。AMDでは、Vivado Design Suite で IP を再生成し、ネイティブ出力ファイルを使用することをお勧めします。NGC ファイルは 『ISE から Vivado Design Suite への移行ガイド』 (UG911) に示すように NGC2EDIF コマンドで EDIF に変換してインポートすることもできますが、ただし、AMDでは、今後は XST で生成された NGC フォーマットではなく Vivado のネイティブ IP を使用することを勧めします。
最上位ネットリスト
  • EDIF
  • NGC
  • Vivado IDE では、EDIF または NGC ネットリストのインポートがサポートされています。
  • Vivado IDE では、複数のネットリストを使用してデザイン階層を構築できます。
  • 最上位ロジックを選択すると、下位モジュールが自動的にインポートされます。インクリメンタルなネットリストのインポート機能では、どのレベルのデザイン階層のネットリストでも更新できます。
  • 作成中のフロアプラン制約は、更新されても保持されます。
AMD IP および IP インテグレーター ブロック デザイン
  • XCI
  • XCIX
  • BD
  • Vivado IDE には、IP の XCI ファイルまたはコア コンテナーの XCI ファイルを使用して、設定済みのAMD IP をインポートできます。
  • また、Vivado IDE では、Vivado IP インテグレーターを使用して作成したブロック デザインを含む BD ファイルをインポートすることもできます。
制約ファイル
  • XDC
  • SDC
  • Vivado IDE では、Synopsys デザイン制約 (SDC) およびザイリンクス デザイン制約 (XDC) ファイルがサポートされます。
  • Vivado IDE では、複数の制約ファイルをインポートできるので、物理制約、I/O 制約、およびタイミング制約を分離できます。
その他のファイル
  • BMM
  • ELF
  • MIF
  • COE
BMM: ブロック RAM メモリ マップ (BMM) ファイルは、個々のブロック RAM が連続論理データ空間にどのように割り当てられるかを構文的に記述したテキスト ファイルです。

ELF: ELF (Executable and Linkable Format) ファイルは、CPU で実行できる CPU コード イメージを含むバイナリ データ ファイルです。

MIF: コア、セル、またはシミュレーション モデルで使用されるメモリ内容を記述したファイルです。

COE: コア生成の際に入力される初期メモリおよび係数の内容が記述されたファイルです。