オブジェクトのリストのフォーマット - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Tcl スクリプト機能の使用 (UG894)

Document ID
UG894
Release Date
2023-11-17
Version
2023.2 日本語

get_* コマンドから返されたリストはフォーマットされておらず、stdout にスペースで区切られて 1 行で表示されます。この例を次に示します。

get_cells
A B clk_IBUF_inst rst_IBUF_inst din0_IBUF_inst din1_IBUF_inst dout0_OBUF_inst 
dout1_OBUF_inst dout2_OBUF_inst dout3_OBUF_inst clk_IBUF_BUFG_inst

このフォーマットされていないリストでは、Tcl コンソールおよび Vivado IDE で何が返されたかを確認するのが困難です。リストの各アイテムを個別の行に表示するには、次のようにコマンドを join コマンドにネストし、改行文字 \n を追加します。

join [get_cells] \n
A
B
clk_IBUF_inst
rst_IBUF_inst
din0_IBUF_inst
din1_IBUF_inst
dout0_OBUF_inst
dout1_OBUF_inst
dout2_OBUF_inst
dout3_OBUF_inst
clk_IBUF_BUFG_inst

get_* コマンドで返されるリストは、join コマンドでは変更されません。

注記: オブジェクトの Vivado コレクションを文字列に変換した場合、文字列表現にすべてのオブジェクトが含まれないことがあります。コレクションの文字列表現に含まれるオブジェクトの最大数は、tcl.collectionResultDisplayLimit パラメーターで指定します。デフォルトは 500 です。詳細は、コレクションと文字列表現を参照してください。