get_*
コマンドから返されたリストはフォーマットされておらず、stdout
にスペースで区切られて 1 行で表示されます。この例を次に示します。
get_cells
A B clk_IBUF_inst rst_IBUF_inst din0_IBUF_inst din1_IBUF_inst dout0_OBUF_inst
dout1_OBUF_inst dout2_OBUF_inst dout3_OBUF_inst clk_IBUF_BUFG_inst
このフォーマットされていないリストでは、Tcl コンソールおよび Vivado IDE で何が返されたかを確認するのが困難です。リストの各アイテムを個別の行に表示するには、次のようにコマンドを join
コマンドにネストし、改行文字 \n
を追加します。
join [get_cells] \n
A
B
clk_IBUF_inst
rst_IBUF_inst
din0_IBUF_inst
din1_IBUF_inst
dout0_OBUF_inst
dout1_OBUF_inst
dout2_OBUF_inst
dout3_OBUF_inst
clk_IBUF_BUFG_inst
get_*
コマンドで返されるリストは、join
コマンドでは変更されません。
注記: オブジェクトの Vivado コレクションを文字列に変換した場合、文字列表現にすべてのオブジェクトが含まれないことがあります。コレクションの文字列表現に含まれるオブジェクトの最大数は、
tcl.collectionResultDisplayLimit
パラメーターで指定します。デフォルトは 500 です。詳細は、コレクションと文字列表現を参照してください。