<pin_map> セクションでは、各物理ポートが 1 つまたは複数のピンに分けられています。ピン マップでのピン数は、マップされているポートの幅によって決まります。ピンは、そのピンが定義されているインターフェイスの物理ポートで共有可能です。
各 <pin_map> には、バス ポートのインデックスにマップする port_index 属性、そしてAMD デバイスのパッケージ ピンにマップする component_pin 属性があります。これらは次のように定義されます。
タグ | 使用方法/説明 | 例 (KC705) |
---|---|---|
port_index= | <port_map> で定義されているバス ポートのインデックスを示します。これは、ポート幅で定義されている範囲内の数値になります。 | 3 |
component_pin= | AMD デバイスのコンポーネントピン名です。component_pin 名は、FPGA タイプの <component> の part0_pins.xml ファイルの name= にマップされます。part0_pins.xml は、ボード ファイルと同じフォルダーにあります。 | GPIO_DIP_SW0 |
一般的には part0_pins.xml という名前が付けられているピン マップ ファイルには、AMD デバイスのピン名、または FPGA タイプの <component> のピン名がリストされていて、これらのコンポーネント ピンの IOSTANDARD およびパッケージ ピン ロケーションが定義されています。ピン マップ ファイルで定義されているピンのフォーマットは次のようになります。
<part_info part_name="xc7k325tffg900-2">
<pins>
<pin index="0" name="GPIO_DIP_SW0" iostandard="LVCMOS25" loc="Y29"/>
<pin index="1" name="GPIO_DIP_SW1" iostandard="LVCMOS25" loc="W29"/>
<pin index="2" name="GPIO_DIP_SW2" iostandard="LVCMOS25" loc="AA28"/>
<pin index="3" name="GPIO_DIP_SW3" iostandard="LVCMOS25" loc="Y28"/>
</pins>
ピン マップ ファイルでは、AMD デバイスの <pins> のそれぞれに対して、I/O 関連の制約を定義するために、次の属性が使用されます。
タグ | 使用方法/説明 | 例 (KC705) |
---|---|---|
index= | ピン マップ ファイルの <pin> オブジェクトに割り当てられるインデックスです。 | 0 |
name= | AMD デバイスのコンポーネント ピン名で、ボード ファイルで使用されます。 | GPIO_DIP_SW2 |
iostandard= | AMD デバイスに対して有効な IOSTANDARD で、ボード設計者により定義されます。特定のコンポーネント ピンに対して Vivado Design Suite でサポートされている IOSTANRADRD が有効値です。 | LVCMOS25 |
loc= | AMD デバイス パッケージのピン ロケーションです。 | Y29 |