COE ファイルの構文 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP を使用した設計 (UG896)

Document ID
UG896
Release Date
2023-11-03
Version
2023.2 日本語

次に、COE ファイルの一般的な構文を示します。

Keyword =Value ; Optional Comment
Keyword =Value ; Optional Comment
<Radix_Keyword> =Value ; Optional Comment
<Data_Keyword> =Data_Value1, Data_Value2, Data_Value3;

次の表に、COE ファイルのデータの基数値を指定するキーワードを示します。キーワードでは大文字と小文字は区別されません。IP に必要な特定のキーワードの詳細は、その IP の製品ガイドを参照してください。

表 1. COE ファイルの基数値のキーワード
キーワード 説明
RADIX メモリ以外のコアでフィルターの係数を指定するのに使用する基数を示します。
MEMORY_INITIALIZATION_RADIX メモリ初期化値に使用する基数を指定します。

次の表に、COE ファイルのデータ値のキーワードを示します。キーワードでは大文字と小文字は区別されません。

表 2. COE ファイルのデータ値のキーワード
キーワード 説明
COEFDATA フィルターで使用し、データの後にフィルターの係数が続くことを示します。
MEMORY_INITIALIZATION_VECTOR ブロック メモリおよび分散メモリで使用します。
PATTERN ビット相関器の COE で使用されます。
BRANCH_LENGTH_VECTOR インターリーバーの COE で使用されます。
注記: セミコロンの後のテキストはコメントとして処理され、無視されます。

次のいずれかのキーワードを COE ファイルの最後のキーワードとする必要があります。

  • COEFDATA
  • MEMORY_INITIALIZATION_VECTOR

この後のキーワードはすべて無視されます。