指定の IP をアップグレードするには、upgrade_ip
コマンドを使用します。たとえば、デザインに含まれるすべての IP をアップグレードするには、[Tcl Console] ウィンドウに次のように upgrade_ip コマンドを入力します。
upgrade_ip
IP はアップグレードされますが、アップグレード ログは作成されません。アップグレード ログを指定するには -log オプションを追加します。
注意:
upgrade_ip [get_ips -all]
は、Vivado で問題が発生する原因となることがあるので、使用しないでください。-all オプションを使用すると、サブコア IP が返されます。これらの IP は、親のアップグレード中に削除され、Tcl オブジェクトが参照されなくなる可能性があります。IP をアップグレードし、その IP のログ ファイルを作成するには、Tcl コンソールで次のコマンドを入力します。
upgrade_ip [get_ips cfifo] -log c:/prj/IP/cfifo_upgrade.log
アップグレード ログは IP アップグレードがあっても上書きされません。最新のアップグレード情報はログ ファイルの冒頭に追加されます。