既に合成済みの IP を使用すると、インプリメンテーションの終了後に [Implementation Completed] ダイアログ ボックスが開き、インプリメント済みのデザインを開いたり、ビットストリームを生成したり、レポートを表示したりできます。
図 1. インプリメント済みデザインを開く
タイミング解析を実行する場合、クロックがまだ配線されておらず、理想的なクロックが使用されているので、結果が正確ではありません。配線ツールではホールド違反が修正できないので、タイミング解析の中でもホールド解析が最も影響を受けます。
IP の中には、HD.CLK_SRC
ファイルに、インプリメンテーション後のタイミング解析の精度を改善するため、クロック バッファーへのロケーションと SLEW タイマー モデルを提供する <ip_name>_ooc.xdc
プロパティが含まれてるものがあります。
重要: インプリメントされる IP はあくまで解析用なので、結果は最上位デザインのインプリメンテーションでは使用または保持されません。