オプションの入力ポート - 2020.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: System Generator を使用したモデル ベースの DSP デザイン (UG897)

Document ID
UG897
Release Date
2020-11-18
Version
2020.2 日本語

この例では、MCode ブロックにパラメーターを渡す機能を使用して、MCode ブロックでオプションの入力ポートを使用するかどうかを指定する方法を示します。

次の M コードは、xl_m_addsub.m に含まれる M 関数 xl_m_addsub を定義します。

function s = xl_m_addsub(a, b, sub)
  if sub
    s = a - b;
  else
    s = a + b;
  end

次の図に、M 関数 xl_m_addsub を使用する 2 つの MCode ブロックを含むサブシステムを示します。

図 1. M 関数を使用する 2 つの MCode ブロック

次に、add の設定を示します。

図 2. add ブロックのパラメーター ダイアログ ボックス

この設定により、add ブロックは入力ポート ab を持ち、全精度加算が実行されます。addsub という MCode ブロックの入力パラメーター sub には、範囲は設定されていません。そのため、addsub ブロックは入力ポート ab、および sub を持ち、入力ポート sub の値によって全精度加算または減算を実行します。