手順 1: Vivado で IP インテグレーター ブロック図 (.bd) として接続プラットフォームを作成 - 2020.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: System Generator を使用したモデル ベースの DSP デザイン (UG897)

Document ID
UG897
Release Date
2020-11-18
Version
2020.2 日本語

まず、 Vivado® IP インテグレーターでプラットフォーム デザインを含むブロック図を作成する必要があります。デザインのアクセラレータ部分を含むプラットフォーム ベース システムとして、コンフィギャララブル サンプル デザイン、リファレンス デザイン、またはカスタム デザインを使用することが可能です。

次の例では、プラットフォーム デザインには Zynq®-7000 プロセッシング システムおよび AXI DMA が含まれています。接続プラットフォーム デザインは、DMA を使用して DDR メモリとデータを送受信し、DDR から受信したデータに DES 暗号化を実行して、暗号化されたデータを DDR に戻します。AXI4-Stream ポート M_AXIS_MM2S および S_AXIS_S2MM (データパス) は、ブロック図 (BD) の外部ポートです。System Generator BD のインポート時に、これらのインターフェイスを System Generator が使用できるようになっています。AXI4-Lite インターフェイス M00_AXI も外部インターフェイスになっていて、アクセラレータ IP に制御インターフェイスがあることを示しています。

IP インテグレーターでのデザインの要件は次のとおりです。

  • このシステムは、特定のボートまたはパーツ用にビルドする必要があります。これにより、一部のポートおよびインターフェイスにロケーション属性が割り当てられます。
  • デザインのアクセラレータ部分に設定する AXI インターフェイスは、外部インターフェイスにする必要があります。
図 1. AXI インターフェイス

現時点では、プラットフォーム フレームワークに関しては、次のインターフェイスがサポートされています。

表 1. サポートされる AXI インターフェイス
インターフェイス マスター スレーブ
AXI4 ×
AXI4-Lite ×
AXI4-Stream