I/O ポートおよびクロック ロジック関連の DRC の実行 - 2023.2 日本語 - 2023.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: I/O およびクロック プランニング (UG899)

Document ID
UG899
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語
DRC ルールを選択して実行するには、次の手順に従います。
  1. Reports > Report DRC をクリックします。
    注記: または、Flow Navigator の Report DRC をクリックするか、Tcl コンソールに「report_drc -name <results_name>」と入力します。
  2. [Report DRC] ダイアログ ボックス (次の図) で次のオプションを選択し、OK クリックします。
    [Results name]
    DRC 結果の名前を指定します。ここで指定した名前が [DRC] ウィンドウのビューに表示されます。わかりやすい名前にしておくと、デバッグ中に [DRC] ウィンドウで特定の run を識別しやすくなります。デフォルトでは、入力した名前が出力ファイル名になります。
    [Output file]
    DRC 結果をファイルに保存する際のファイルの名前を入力できます (オプション)。デフォルト以外のパスを選択する場合は、参照ボタンを使用してください。
    [Rule decks]
    デザインで実行するルール デックを指定します。ルール デックは、一部のデザイン ルール チェックをまとめたコレクションです。1 つのデザイン ルール チェックが複数のルール デックに含まれていることがあります。たとえば、同じルールが opt_checks と placer_checks ルール デックの両方に含まれているなどです。Vivado ツールは、合成後やインプリメンテーション後など、FPGA デザイン フローの適切な段階でルール デックを実行します。
    [default]
    AMDの推奨するチェックのデフォルト セットを実行します。
    [opt_checks]
    ロジック最適化に関するチェックを実行します。
    [placer_checks]
    配置に関するチェックを実行します。
    [router_checks]
    配線に関するチェックを実行します。
    [bitstream_checks]
    ビットストリーム生成に関するチェックを実行します。
    [timing_checks]
    タイミング制約に関するチェックを実行します。
    [incr_eco_checks]
    インクリメンタル ECO (Engineering Change Order) デザインの変更が有効かどうかがチェックされます。
    [eco_checks]
    ネットリストを変更するエンジニアリング チェンジ オーダー (ECO) が完了した後に、接続および配置のチェックを実行します。たとえば、connect_net Tcl コマンドを使用してネットリストを変更した場合に、インプリメント済みデザインに対して実行します。
    [Rules]
    ルール デックを指定したら、必要に応じて実行するルールを変更します。
ヒント: 標準のデザイン ルール チェックのセットとは異なるセットを実行する場合は、「カスタムルール デックを定義する Tcl コマンド例」に説明されているように、create_drc_ruledeck および add_drc_checks Tcl コマンドを使用してカスタム ルール デックを作成できます。カスタム ルール デックを作成すると、[Report DRC] ダイアログ ボックスの [Rule Decks] エリアに表示されるようになります。